健康づくり
「昨日よりも今日が、そして明日が、いっそう意欲的に生きられる。そうしたことを可能にするため、自分を変え、社会に働きかける。みんなが協力し合って楽しく明るく積極的に生きられるための組織が医療生協です。」これが、私たちがもつ健康観です。
日本医療福祉生活協同組合連合会では組合員の健康予防活動としての「健康習慣」として、「8つの生活習慣と2つの健康指標」を示しています。
8つの生活習慣と2つの健康指標
健康増進の生活習慣
- 生活リズムを整え快適な睡眠をとる
- 心身の過労を避け、充分な休養をとる
- 禁煙にとりくむ
- 不適切な飲酒をしない
- 週2日・30分以上の運動
- 塩分6g/日未満、低脂肪のバランスのよい食事をとる
- 間食せず、朝食をとる規則正しい食生活
- 1日1回以上よごれを落としきる歯みがきをする
健康指標
- 適正体重、適正腹囲を維持する
- 安静時血圧135/85mmHg未満
健康チェック
医療生協の日常活動は、近所の顔見知りが集まった「班」を舞台におこなわれます。この班活動の中心になるのが「健康チェック」です。
血圧や尿(タンパク・糖・潜血)、便潜血、貧血、生活習慣、乳がん、体脂肪率、体組成測定など、日常できるさまざまなチェック法があります。
近所の仲間と、くらしの中で病気について学び、健康状況をチェックしあい、家族ぐるみでくらしのつくりかえに反映させる。班を基礎にした日常的な保健活動は、住民が主体となる健康づくりを地域社会に根ざす活動として、世界保健機関(WHO)からも注目されています。
インフルエンザ予防接種(組合員価格2,500円、非組合員価格5,300円)※2023年度
成人 | 2,500円(組合員) |
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1歳~12歳(2回法の接種) | 1回/2,500円(組合員) |
組合員検診
医療生協の「健康チェック」は、地域の医療機関と直結した保健活動です。
班での健康チェックで異常が発見された場合は、医療の専門家による検査へとつなげる。その実践の中で、病気を早期発見した例も少なくありません。また、定期的に健康診断の大切さを伝え、主体的な健診活動の普及をすすめます。健康チェックと健康診断の2本柱で地域の保健力を高めていく活動です。
住民と医療の専門家が日常的に協同しながら健康づくりをすすめる、医療生協の組織ならではの取り組みです。
その他の取り組み
保健大学
医療生協が主催する「保健大学」は、専門的な知識を身につけた「保健のセミプロ=保健委員」を養成する学習会です。保健大学を卒業した保健委員は、班や地域のリーダー役になることが出来ます。
保健大学「レベルアップ講座」
体組成計測定結果のアドバイス、スロートレーニング体操、栄養や口腔ケアなど、保健大学で学習した内容をさらに深めます。